住まい・インテリア

2007年5月25日 (金)

ヒヤシンス -水栽培-②

今回の花卉は昭和を越え、大正、明治の時代をも感じさせる極々スタンダードなものだ。
球根は紫、白、ピンクの順に選んだ。芽が出るまで、気温の低い、陽の当たらないところに置き、芽が出たら陽の当たる温かい場所へ移動。
根がモシャモシャと花卉の底に着いたら、水を七、八分目まで減らし、根から酸素を吸わせるとか。
週に一度は水を入れ替えするうちに、ピンク、白、紫の順で花が咲いた。

初めは北側玄関の下駄箱(下駄は一足しか入っていないが)の上で、芽を待った。
「行ってきます」の際に確認。
もやしのような根がくらげの脚のように、じょろじょろと伸びる。
里芋のような球根から薄草色の爪型の芽が、生え出てくる。
芽は10cmも伸びたところで蕾を見せ、一斉に花開く。
白い花はショートカットのパーマ頭のようだ。
ミニスカートとワンピースを着せれば、70年代のポップな女の子といった様相である。
しかし、見つけた時の喜びとはうって変わって、水栽培用のポットの飾り気のないこと、
誰もいない学校の教室のような薄ら淋しい感すらある。
これは水栽培独特の理科の実験的な(根の伸び方まで見張ることができる、無色透明のスケルトンな)様子がそう思わせるのかもしれない。
植木鉢や土の方が飾り気があり、生々しさが見えにくい分、自分の楽しみのイメージを(僕はね)植え付け易いのかもしれない。
どうせなら、楽しい方がよいしなぁ。
次はあるかな?水栽培。

                      ( 了 )

                        

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ヒヤシンス -水栽培-①

2007年2月16日

今日は高倉健と金正日とうちの親父の誕生日だ。
この時期、うちのベランダのプランターは何の花も咲いていない。
去年来、休日もバタバタが続き、水遣りすらままならず、土を乾かしてしまう日が何日も続いた。

秋植えのパクチー(コリアンダー)がもさもさと育ち始めているのと、何かの付録でついてきた種が、もうじき蕾を膨らませそうなのと、枯れきれない日日草の葉が黄金色に輝いているくらいだ。

室内には、二度目の試みの水栽培。
昔懐かしいヒヤシンスだ。(もちろん現役だけど)
去年は水栽培でチューリップをやってみたが、失敗に終わった。
その理由は水栽培用の球根を選ばなかったこと。
そして前回は水栽培用の花卉がなく、ペットボトルを輪切りにして、注ぎ口をひっくり返して、球根の台にする、そんな簡単なエコロジーな花卉を作ってやってみたのだが、
芽が伸びるところまで入って、とうとう蕾の膨らみを見ることはなかった。

今回はまず、花卉である水栽培用のポットを見つけた喜びが球根を買わせ、インターネットで「水栽培」の検索をさせたのだ。

その花卉は無色透明のガラス製のもので、日本酒用のお銚子をもっとグラマラスにしたような、ワインのデカンタをずんぐりむっくりさせたような、要は球根が落ちないように、ポットの上の方が括(クビ)れている。
おそらく昔から変わらぬデザインのそれである。
僕が幼稚園の頃か、小学生の頃か、皆で使った花卉はプラスチック製で鉢に孔の開いた蓋をしたような、いかにも昭和テイスト溢れる質感の薄紫色の半透明のものだったと思う。

                      ( 続く )

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